熱中症って、なんでダメ?

2021年05月24日

もう梅雨に入ってしまいましたね。

じとじとして髪の毛はまとまらず、すぐに「もう〜」っと不快指数が急上昇です。

その不快指数は人間だけでなく、ペットにとっても同じかもしれません。


というのも夏の暑さはまだまだ先ですが、湿度が上がると体から熱を逃しにくくなるんです。

それは、もうすでに熱中症のリスクが高まってると言えます。


熱中症は高温・多湿の環境が原因で、体温調節ができなくなる病気です。


犬のよるある呼吸法で、舌をだして「ハァハァ」と、浅くて早い呼吸があります。

パンティングと言われ、冷たい空気を体の中に素早く取り込み、また唾液を蒸発させているんです。


お散歩や運動の後の「ハァハァ」は、体内にたまった熱を気化熱としてだして体温調節しています。


もしこの「ハァハァ」がいつまでも続くとなると、脱水が加わわり、血圧の低下につながるんです。

それで『熱中症』になります。


『熱中症』の状態が長く続くと、後遺症を残す可能性もあるんです。

脳障害(神経障害)や呼吸障害、腎障害などがあります。


ちょっと恐いですよね。

というのも『熱中症』になると数分で体内の臓器にダメージを与えると言われてます。


そのために、まずは『熱中症』にしないことです。

また万が一『熱中症』になったら、迅速に対応することが大切にかります。



「そんなこと言っても、具体的にどうしたらいいの?」


もしそう思われるなら、6月20日に当院で行われる飼い主様向け教室にご参加ください。


・熱中症を防ぐためにどうしたらいい?
・応急処置を覚えよう
・熱中症対策グッズの紹介


Zoomを使ったオンライン配信、参加は無料です。

この機会にぜひ、正しい知識を身につけて、大切なペットを守りましょう。



『STOP!熱中症〜ペットの命を守るためにできること』

詳しくはHPをご覧ください。

https://www.heart-ac.com/page1.html





ハート動物クリニック
動物看護師  渡辺 幸

  

Posted by nyankosensei at 14:17Comments(0)スタッフのヒトリゴト

飼い主様向け教室のご案内〜『STOP熱中症!』

2021年05月24日

ハート動物クリニックでは、6月20日(日)に飼い主様向け教室をオンラインで開催いたします。

夏本番前に知っておきたい、熱中症についてです。

ぜひ、ご参加ください。


『STOP熱中症!〜ペットの命を守るためにできること〜』

参加費:無料

開催日:6月20日 (日) 13:30〜14:00

予約締切:6月13日(日)

定員:30名

詳しくは、HPをご覧ください。

https://www.heart-ac.com/page1.html


ハート動物クリニック
  

狂犬病の注射済票はココにつけて

2021年05月10日

楽しかったGWも、あっという間に終わってしまいましたね。

楽しいときは、時間が過ぎるのが早いです。

でも子供の頃って、時間が過ぎるのが遅かった記憶があります。
 

どうも20才までの20年間と、20才から亡くなるまでの約60年間。

この3倍も違う時間が、同じくらいの経過に感じるそうです。


「だから20才過ぎてから時間が早いんだ!」


ということで、もう5月も半ばになります。

狂犬病予防注射は6月末までに接種必要なので、お忘れなく。


接種後に渡される注射済票はどうされてますか?

鑑札と注射済票は、愛犬に着けることが法律で義務付けられているんです。

「えっ、そうなの?今さらどこに着けるの?」

首輪が着けやすいかなと思います。


ただ、首輪を着けるのをイヤがるわんちゃんもいるんです。

やはり仔犬の頃から慣らしておくことが大切になります。


特にファースト首輪は慎重に選びたいですね。

ここでイヤな思いをすると、首輪とイヤな記憶がセットになります。

そうならない為にも、怖がったりイヤがるときはムリに首輪を着けないないで下さい。

もちろん怒るのはもっての外です。


最初は様子を見るためにも、短時間からスタートして徐々に増やしていきましょう。

そして上手にできたら、思いっきりほめてあげてください。


素材としては軽くてやわらかい、ヒモやリボン(※)から様子をみるといいかもしれません。
(※ヒモなどの閉まり過ぎに注意、みている時につけるだけにしてください)

慣れてきたら、首輪をそっとつけてみて下さい。

サイズは首と首輪に指が1〜2本入るのが理想とされています。

まだ身体ができてない内は、軽いものを選んであげたいですね。


たかが首輪と思われるかもしれません。

それでも突然「ドーン!」と大きな音に愛犬がパニックになり、どこかに行ってしまったとき。

震災で離ればなれになったとき。

そんな『まさか』の時に鑑札などついてると、飼い主さんにすみやかに連絡がとれます。

しかもほぼ100%の確率でお家に帰れるそうですよ。


これからどんどん暖かくなり、愛犬と出かける機会も増えるかもしれません。

万が一に備えて、鑑札と注射済票が着けれるようにしてくださいね。

↓愛知県の鑑札などのデザイン、いろいろあるんですねー。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/10-1-23.html

ハート動物クリニック
動物看護師  渡辺 幸