書籍紹介「インコのための最高のお世話」

2024年02月29日

こんにちは
獣医師の曽我です。

前回に引き続き書籍の紹介です

「インコのための最高のお世話」
著者:石綿 美香先生(ALETTA代表)、監修:寄崎 まりお先生(森下小鳥の病院)



石綿先生には以前、豊橋小松病院でも鳥さんのボディランゲージやトレーニングに関してのセミナーをしていただきました。

この本にはインコさんの体の特徴からコミュニケーションの取り方まで、絵を交えてとてもわかりやすく書いてあります。

まだ知らない方も多いかと思いますが、鳥さんも頭がよく色々なトレーニングができるんです!種類によっては人間の3〜4歳児と同等とも言われておりコツさえわかればおうちの子でも色々な芸ができるようになります。

こうしたものがただの一芸にとどまらず、発情や噛み癖に対する考え方など普段一緒に生活する上で役に立つことも多く困り事を解決するような方法としても役に立ちます。
インコさんが今何を考えていてどうして欲しいのかが分かるようになる本です。

文字通り「インコのための最高のお世話」を表した一冊だと感じており、我々でもこの本から学ぶことが多いほど情報が詰まっています!

今回の書籍は書店でもペットコーナーに並んでいることも多くお手に取りやすい一冊になっています。
今、インコとの生活にお困りごとがある方は一度手に取ってもらってみてはいかがでしょうか?  

てんかんのことを知ろう〜3月26日はアニマルパープルデー

2024年02月22日

犬と猫のてんかんは、約100匹に一匹に見られる病気です。

毎年3月26日は、パープルデーとして人の「てんかん」に対する啓発が行われ、紫色のものを身につける日です。てんかんは犬や猫にも見られ、飼い主は悩みを抱えることも。

正しい知識を持つことが重要で、アニマルパープルデーはその理解と支援を示す日。社会全体が人と動物の「てんかん」に対する理解と支援を示し、より幸せな暮らしを願っています。
家族はてんかんを抱えるペットの発作時にどのように対処すればよいか、獣医師から指導を受けることが重要です。発作時は、落ち着いてペットを安全な場所に移動させ、周囲をクッションや障害物から片付けます。発作中にけがをしないように注意します。また、発作が終わった後は、ペットが安心できるように静かで落ち着いた環境を提供し、必要に応じて獣医師の診察を受けます。

アニマルパープルデーは、こうした対処方法や理解を深める機会でもあります。
てんかんを抱える動物とその飼い主が、より支え合い、理解し合える社会の一員として受け入れられることを願っています。





https://heart-ac.com/useful-information/てんかんのことを知ろう〜3月26日はアニマル/  

ノミとマダニにご注意を

2024年02月21日

ノミやダニは、愛犬にとって大きな健康リスクをもたらす可能性があります。

これらの寄生虫は、かゆみや皮膚炎などの身体的不快感を引き起こすだけでなく、さらには重篤な疾患をもたらす可能性があります。




例えば、ノミが媒介する寄生虫によって引き起こされるノミアレルギー性皮膚炎や、マダニによって媒介される病気があります。

特に最近、日本で注目されているのはマダニによる媒介病である重症熱性血小板減少症候群(SFTS)です。




定期的なノミダニ予防の実施は、愛犬の健康を保つだけでなく、飼い主と家族にも安心感を提供します。




予防策には、獣医の指示に従った適切な薬剤の使用や、清潔な環境の維持、定期的な健康チェックが含まれます。

これらの対策を講じることで、愛犬が健康で快適な生活を送ることができ、飼い主との絆を深めることができます。



https://heart-ac.com/useful-information/ノミとマダニにご注意を/  

ロコモティブシンドローム

2024年02月20日

ロコモティブシンドロームは、
高齢者や長期間寝たきりなどで運動機能が低下し、その結果として筋力や関節の可動域が制限される状態を指します。
この状態になると、本来の能力を取り戻すことが難しくなり、さらに身体的な機能が低下する悪循環に陥ります。

ロコモティブシンドロームを予防するためには、定期的な運動やリハビリテーション、バランスの良い栄養摂取などが重要です。

特に高齢の犬や猫、または長期間運動不足などの影響を受けやすいです。
この状態が進行すると、ペットの筋力や関節の可動域が制限され、日常生活に支障をきたす可能性があります。例えば、階段の上り下りが困難になったり、トイレでの排泄が難しくなったりすることがあります。

ペットのロコモティブシンドロームを予防するためには、適切な運動や適量の食事、定期的な健康チェックが必要です。また、注意深くペットの行動や姿勢を観察し、早めに異常を察知して専門家の診察を受けることも重要です。飼い主としては、ペットの健康管理に積極的に関わり、ロコモティブシンドロームなどの疾患を予防し、ペットの健康と幸福を守ることが大切です。


  

わんちゃん・ねこちゃんの関節の痛み

2024年02月20日

こんにちは。犬猫医療センターの原田です。

先日2月11日(日)、特別休診となり患者様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
その日、名古屋でゾエティス社主催のセミナーが開催され、講師として講演させていただきました。
当院スタッフも一緒に勉強のために同行したため休診とさせていただきました。

セミナーでは日本大学の枝村教授(原田の大先輩)が犬のロコモティブシンドロームについてお話しされ、その後を引き受けるような形で私が症例紹介の部分を担当しました。
久しぶりに緊張しましたが無事に終えることができてほっとしております。

枝村先生の話は年をとったワンちゃん猫ちゃんは飼い主様が気づかない関節の痛みを持っている可能性があるという内容でした。以下のサイトからワンちゃんや猫ちゃんの関節の痛みについて詳しく説明があったり、簡単なチェックリストや動画が載っていたりするので、高齢の動物を飼っている方は是非見てください。

気づこう!犬の関節の痛み|ゾエティス | Zoetis JP
気づこう!猫の関節の痛み|ゾエティス | Zoetis JP




猫ちゃんにはちょっとかわったアプリもご紹介いたします。
CATsMe! というアプリですが、猫ちゃんの顔写真からその子が今痛みを感じているかどうかを判定するものです。

CatsMe! (carelogy-japan.com)

我が家の猫で試してみましたが、結果は…まあ参考程度にはなるかもしれません。

人も年をとると膝や腰が痛くなってきますよね。
実は犬や猫のほうがその発生率が高いとのことです。

気になる症状があったら担当医にご相談ください。
健康診断も随時お受けしておりますので、その時にご希望があれば運動器健診もご一緒にいかがでしょうか。


ハート動物クリニック 犬猫医療センター
院長 原田高志



  

【バレンタインデー、その後】

2024年02月19日

バレンタインデーの数日前から当日までに、チョコレートを誤食したワンちゃんの来院が今年は4件ありました。

これは多いのか、少ないのか?

どの子も早い対応で大事には至りませんでしたが、本当に危険です。

次は、ホワイトデー。。。バレンタインデーほどチョコレートは少ないと思いますが、みなさま十分に気をつけてください!

#バレンタインデー #犬にチョコレートは絶対にダメ #ハート動物クリニック犬猫医療センター


  

チョコレート〜犬には禁忌です〜

2024年02月14日

バレンタインデーは愛と友情を祝う素晴らしい機会ですが、同時に犬にとっては危険な日でもあります。

チョコレートは人間にとって美味しいお菓子ですが、犬にとっては有毒な食べ物です。チョコレートに含まれるカカオには、テオブロミンという成分が含まれています。この成分は犬にとって摂取すると有害な作用を引き起こすことがあります。


まず第一に、チョコレートを犬の届く範囲に置かないでください。
犬は好奇心旺盛な生き物であり、食べ物を見つけたり匂いを嗅いだりすることがあります。チョコレートはその誘惑を与える恐れがありますので、安全な場所に保管してください。




また、チョコレートを含むお菓子やギフトを家に持ち込む際には、十分な注意を払ってください。
家の中にあるチョコレートが犬の届く場所にあると、彼らは誤ってそれを食べる可能性があります。開封された包装や袋を放置しないでください。犬は匂いでそれを見つけ出し、食べようとするかもしれません。




もし犬がチョコレートを食べてしまった場合、速やかに獣医師に連絡してください。
症状には嘔吐、下痢、興奮、不規則な心拍数などが含まれます。チョコレートの摂取量や犬の体重などによって症状の重症度が異なりますが、放置すると致命的な結果につながる可能性があります。


さらに、犬に安全なおやつやごはんを用意しておくことも重要です。彼らに与えるおやつや食べ物は、彼らの健康と幸福に影響を与えることがあります。犬用の特別なお菓子やおやつを用意しておくことで、彼らもバレンタインデーを安全に楽しむことができます。




最後に、チョコレートは愛と喜びの象徴であり、多くの人々にとって特別な日の一部です。しかし、その美味しさは犬にとっては危険なものです。バレンタインデーを楽しむ際には、家族全員、特に愛するペットの安全を第一に考えてください。彼らの健康と幸福は何よりも大切です。

バレンタインデーを祝う際には、愛犬の安全を確保するためにこの情報を共有し、チョコレートを彼らの届く範囲から遠ざけてください。彼らの健康と幸福を守るために、飼い主の責任が重要です。



※パンチくんが齧っているのはチョコレートではなくおもちゃです!



https://heart-ac.com/useful-information/チョコレート〜犬には禁忌です〜/  

本の紹介〜鳥さんの飼育本の新しい常識〜

2024年02月12日

こんにちは
獣医師の曽我です。

今回は鳥さんに関係する書籍の紹介です

「鳥のお医者さんのためになるつぶやき集」
著者:海老沢 和荘先生(横浜小鳥の病院院長)





この本は私の鳥のお師匠様である海老沢先生の著書です。
鳥さんと生活するにあたって必要なお世話のコツや知っておくと役に立つ鳥さんの生態、また動物病院選びまで書かれています。

いわゆる飼育本の「新しい常識」が詰まっている一冊です!

この本を読んだ時、私が診察で話している内容がそのまま、よりわかりやすく記載されているな。という印象でした。挿絵もあってとても読みやすくなっています。

この本を手に入れて鳥さんの情報のアップデートをしてみてはいかがでしょうか?


豊橋小松病院では待合室にこの本を置いてあります。待ち時間などにぜひ手に取ってみてください!  

ジェームズくん、防寒対策

2024年02月12日

いつも可愛くって暖かそうなお洋服のジェームズくん。

この日はもこもこの手触りのあのお洋服!
わんちゃん用もあるんですね。

おしゃれさんです。

何より、冷えから体を守ってくれるので、ケアー的にもグッドです!

#トイプードル #犬の防寒対策 #gelatopique

https://www.instagram.com/p/C3PFhDorKzY/?utm_source=ig_web_copy_link



  

マーガリンちゃん

2024年02月12日

先日、猫のマーガリンちゃんが来てくださいました。

点滴のために、いつも猫用ネットに入ってきてくれます。
はだかよりもネットの方が落ち着くのか、じっとしています。

時々声をかけると、にゃー、とお返事。
いつも頑張っています!

#ハート動物クリニック犬猫医療センター #猫の点滴治療 #猫ぶくろ