ハムスターと暑さ対策〜意外に多い熱中症〜

2023年05月09日

5月になりました。
梅雨というにはまだ早いですが、雨の日が多くなってきたり
日中暑い日が続いたりして、体調をくずしてしまう人も多いと思います。

まだ時期的には少し早いですが、心構えという意味もこめて、
今回は、『熱中症』、特にハムスターさんのことについて書かせて頂きます。


まず、最初に、ハムスターさんに限らず、全身を毛に覆われた
動物の多くは汗腺がほぼなく、汗をかけないので体温調節が苦手です。なので、動物(ペット)を飼育する私たちが気をつけなければなりません。

そして、小さな動物(エキゾチックアニマル)と呼ばれる生き物の多くは、弱いところをみせることはあまりありません。
なので、気づいたらぐったりしていた、なんてことがあり得ます。そんな状況にさせないためにも、温度管理はすごく重要です。

ご存知かもしれませんが、ハムスターは夜行性です。
ハムスターと暑さ対策〜意外に多い熱中症〜

日中は小屋の中や床材の下などに隠れてしまうことが多いです。(写真の子は全く隠れていませんが。。。)
なので、周りの環境をよくしていき、体調を崩させないようにしましょう!

そして、室内の温度についてですが、20〜24℃が理想です。できればですが、湿度は40〜60%くらいだとなお良いです。ペットショップさんなどで売っている、1日の最高最低気温、現在の気温がわかるものだと、管理がしやすいかもしれません。

暑くなってきたなと感じたり、室内の温度が高くなってきたら、エアコンは24時間つけてあげるようにしましょう。
難しければ日がのぼっている間だけでもつけてあげて下さい。
そして、ケージは直射日光のあたらない風通しの良いところに
おいてあげると、涼しいかなと思います。


品種によっても暑さへの耐性が違ってきます。
ロボロフスキーやジャンガリアンは特に暑さに弱いです。
ゴールデンハムスターは、砂漠の近くが原産国のため、最初の2つの品種よりはまだ多さに強いです。
ただ、どの品種でも注意するのに越したことはありません。
ハムスター以外の動物、人間も体調を崩しやすい時期ではあります。
しっかり対策をして、じめじめした梅雨、暑い夏を乗り越えていきましょうね…!
ハムスターと暑さ対策〜意外に多い熱中症〜
(やっぱり全く隠れていませんっ)


動物看護師 神谷


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