【野鳥のヒナを見つけたら】

2025年05月13日

最近、ツバメが気持ちよさそうに飛んでいる姿をよく見かけます。
けれど良く見てみると…あれ?飛び方が下手な子がいるな、と思う子がいます。
そうなんです、今この時期春から夏は野鳥の繁殖シーズンで巣立ち直後のヒナが地面や低い場所にいる事が多くなります。
ヒナが一羽でいるように見えても、親鳥は近くにいるか餌を探しに行っている事が多いので基本的にはそっとしておくのが最善です。
巣立ったばかりのヒナはまだ上手く飛べませんが、親鳥が近くで見守り、餌を与えながら育てている最中です。

○ヒナを見つけた時の注意点
・人が近くにいると、親鳥が警戒して近づけなくなります。見つけた場合は静かにその場を離れましょう
・野鳥を許可なく捕まえたり飼うことは法律で禁止されています

○どうしても危険な場合の対応
・猫やカラス等の外敵が近くにいる場合はヒナを近くの茂みや木の枝等の安全な場所に移してあげてください
・まだ目が開いていないヒナで、巣から落ちた場合は巣が見つかれば戻してあげてください
・触る場合は手袋やタオルを使い素手で触れないようにしましょう

○まとめ
巣立ち雛は巣から出て自立に向けて、飛び方や餌の取り方、外敵から身を守る方法を親鳥から学んでいる最中です。
ヒナを拾わず自然のまま見守る事が野鳥の命を守る最善の方法です。『保護』は慎重に行いましょう。
困った場合やケガをしている場合は、各自治体の野生鳥獣保護担当へ相談してください。

文責 愛玩動物看護師 坂口

https://mobile.wbsj.org/fukyu/hirowanaide/img/hina_2025.pdf

  

【春に注意】犬・猫の盗み食い・誤食にご用心!危険な植物とは?

2025年04月26日

新年度が始まり、気候も暖かい(むしろ暑い?)春が訪れました当院前の道沿いでも今年も豊橋市の市の花でもある綺麗なツツジが咲き誇っています✨(ちなみに市の木はクスノキ)

そんな私たちの心を癒してくれる美しい花・植物たちも、動物たちにとって中毒症状を引き起こしてしまうことがある事はご存知ですか?!
有名なチョコレートやネギ科以外も実はたくさん危険が潜んでいるのです!!

花弁や葉だけと一部だったり、根も含めた全てが対象だったりと様々です。症状も一時的な下痢・嘔吐から脳や腎臓・肝臓などの主要臓器へ重篤なダメージを与えてしまうことも…⚡️

「興味なさそうだから…」「この場所/高さは大丈夫でしょ!」…なんて自信も打ち砕かれてしまうような、思わぬ事が起きてしまう事があります
通常診療でも夜間救急診療でも盗食/誤食での来院件数が多発しています。ぜひ屋内・屋外問わず見直しをしてみて下さいね⚠️

https://heart-ac.com/useful-information/【春に注意】犬・猫の盗み食い・誤食にご用心!/
  

アニマルパープルデー/てんかん啓発の日、イベント開催します!

2025年03月17日

毎年3月26日はパープルデーとして、世界中で『てんかん』の啓発イベントが行われています。賛同する人々は、てんかんに対する理解と応援を込めて紫色のものを身につけます。

人だけではなく、犬や猫、その他の動物においてもてんかんは見られます。そのため3月26日は、動物のてんかんの啓発を行うアニマルパープルデーでもあります。

てんかんとは、全身で痙攣を起こす、意識を失う、体が硬直する…などの発作症状が繰り返される脳の病気です。

犬や猫においてもてんかんは決して珍しい病気ではありません。まずはてんかんに対する正しい知識を持つことが大切です。

そこで、当院でもアニマルパープルデーの活動を行います。
てんかんを持つ動物たちへの応援を込めて、3/20から3/26の間は待合室を紫色で飾ります。また、3/26当日は犬猫医療センター、豊橋小松病院の両院で来院された方にお菓子の配布を行います。(数量限定、なくなり次第終了です)
https://heart-ac.com/useful-information/アニマルパープルデー/

私たちと一緒にてんかんの動物たちを応援しませんか?上記期間中はぜひ紫色のものを身につけてご来院ください。紫色のものを身につけた動物さんの写真を撮らせて頂きます。

アニマルパープルデーの公式サイトもあるのでぜひご確認ください!
https://animal-purpleday.com/



  

環境エンリッチメントについて考えてみよう

2025年03月06日

突然ですが、皆さんは「環境エンリッチメント」という言葉をご存知ですか?
環境エンリッチメントとは、飼育動物の福祉と健康を向上させるために、飼育環境を工夫することを指します。簡単に言えば、「その動物らしく、快適に過ごせる環境を作ろう!」という考え方です。
環境エンリッチメントの5つの種類

環境エンリッチメントには、**「採食・空間・感覚・社会・認知」**の5つの分類があります。

✅ 採食エンリッチメント:ご飯の種類や与え方を工夫する(例:エサを探させる工夫をする)
✅ 空間エンリッチメント:登る・掘る・泳ぐなど、動物の自然な行動を引き出す環境を整える
✅ 感覚エンリッチメント:視覚・聴覚・嗅覚など、感覚を刺激するアイテムを取り入れる
✅ 社会エンリッチメント:他の動物や飼い主との交流を大切にする
✅ 認知エンリッチメント:知的好奇心を刺激するおもちゃや遊びを活用する

例えば、ご飯の与え方を変えて探す楽しみを作ったり、登れる場所や水場を用意したり、複雑な動きをするおもちゃを設置したりするのも効果的です。
環境エンリッチメントの注意点

しかし、工夫次第では思わぬ事故につながることもあるので注意が必要です。


例えば、うさぎは高い所が好きなため、ケージ内にハウスを入れるとその上に登りたがります。しかし、そのままだと転落による骨折のリスクが発生することも。安全に楽しめる高さや構造を考え、環境を整えることが大切です。
「うちの子にとってベスト」を考えることが大切

環境エンリッチメントに「これが絶対に正解!」というものはありません。
飼い主が「今、うちの子は何を感じているのかな?」と考えながら、その子に合った環境を作ることが大切です。

日々の暮らしの中で、小さな工夫を積み重ねてみませんか?
そうすることで、ペットの幸せな時間がもっと増えるかもしれません✨


https://heart-ac-kmt.com/useful-information/環境エンリッチメントについて/




  

うちの子は太っている?

2025年01月03日

こんにちは、豊橋小松病院の曽我です。
 
年末年始もあっという間ですね。

年末年始は人間でも「正月太り」という言葉があるように動物さんでも太りやすい時期になります。
これは冬休みや年末年始休暇で人が家にいる時間が増え、おやつをあげ過ぎてしまったり、帰省などで普段見ない人がお家に来る機会が増えたりすることで、生活リズムの変化が起こりやすく潜在的なストレスにより体に影響が出るためとされています。
今回はそんな耳の痛くなる鳥さんの『太り方』に関してのお話をしようかと思います。
 
本来の鳥さんはどれだけ食べて太ったとしても、まずは筋肉として大胸筋に栄養がついていきます。
ぼくらは身体チェックの際に胸の辺りを触り、この筋肉の着き具合を見て栄養状態を判断しています。
 
それでもつききれない栄養はどうなるか?
 
そこでやっと脂肪の形に変換されて体表に蓄積していきます。その場合脂肪がつきやすい場所として「太もも前の脇腹」「腰」があります。
飛ぶために使わない部分である場所やくびれていて空気抵抗になりづらい場所に脂肪がつくようになっているわけですね。

 
鳥さんの場合、過剰な脂肪は黄色の見た目を、うっすらとした正常なレベルの脂肪はピンク色の見た目をしています。
脂肪のついていないベストな体型の鳥さんは皮膚が薄いので筋肉の赤紫色が見えるはずです。
なので脇腹やお腹、腰の周囲に黄色いものがあると太っているサインかもしれません。


 
大切なこととして、人においても様々体型があります。それは人それぞれの個性であり決して太っていること自体が悪いことではありません。
それは鳥さんも同じで「太っているからすぐに悪いもの」として決めつけないことは大切になります。その子の生活スタイルや楽しみなど一定の尊重はしてあげましょう。
 
しかし、発情をしやすくなったり、肝臓などの病気につながる場合もありますので、よくおうちの子を観察してあげてベストな状態を探していきましょう。

*****************

体の状態のチェックは、普段の診察や健康診断の際にご相談ください。

https://heart-ac-kmt.com/健康診断のお知らせ/ 

健診の予約はこちら>>

https://pet.apokul.jp/web/190/reservations/add  

【防災持ち出し袋に冬物を追加しよう☃️】

2024年12月19日

防災の冬支度はお済みですか❓

【防災持ち出し袋に冬物を追加しよう☃️】

持ち出し袋にペットの服を1枚入れておくと役立ちます
普段から着慣れていればストレスも軽減されます✨

他にもカイロや毛布などもあると安心です☺️
⚠️カイロは誤食注意⚠️

小動物さんは温度計などもあると温度管理ができます️

大切なペットのために、冬の防災対策をしましょう

#ハート動物クリニック犬猫医療センター#ハート動物クリニック#ハート動物クリニック豊橋小松病院#ペット防災#冬の防災#冬の備蓄#防災

https://heart-ac.com/useful-information/防災持ち出し冬物/




  

【ペットホテル始めました】

2024年12月10日

豊橋小松病院では鳥とエキゾチックペットさん対象のペットホテルを始めました✨

当院では少しでも動物さんが安心できるように、ホテルの間お家で生活している環境を少しでも再現するように努力しています。
例えば鳥さんであればお家のカゴのまま預からせてもらったり
ウサギさんでは使っているおもちゃや匂いのついたタオルを一緒に預かったり
またその動物さんに合わせた温度や日照時間☀️なども含め、鳥とエキゾチックペットを診る動物病院だからこそできる環境作りも行なっております。
もちろん治療中の子もしっかりお預かりいたします

これから年末年始に向けて旅行や帰省などで
鳥さん、ウサギさん、ハムスターさん等をお留守番させる際に豊橋小松病院のペットホテルをお役立ていただければ幸いです

https://heart-ac-kmt.com/豊橋小松病院ペットホテル/


https://www.instagram.com/p/DDYtCyRBt6p/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==



  

【震災の時ペットとどう避難する?】

2024年12月06日

災害が起きたらペットと一緒に"同行避難"をしましょう

"同行避難"とは、動物も一緒に安全な場所や避難所へ避難することです

最寄りの避難所はご存知ですか?
その避難所でのペットの受け入れはどうなっているか?

事前に避難所までの経路やペットの受け入れ体制などを確認してみましょう

他にも、仕事先やお出かけ先の最寄りの避難所を調べておくと安心です。

何かあった時ペットを預かってくれる人がいると安心ですね

大切な家族を守れるように事前にできることをしていきましょう

https://heart-ac.com/useful-information/震災の時ペットとどう避難する?/






  

保温について

2024年11月22日

こんにちは、ハート動物クリニックの曽我です。

前回保温開始のタイミングのお話をしましたが、今回は具体的な保温グッズや方法などをお話していこうと思います。
今回は鳥さんのお話です。

鳥さんの保温に関しては様々情報が出ていますが、もう一度情報を整理して、おうちの子にあった方法を考えてみましょう。

まず、1番大事なポイントとしては空間ごと暖めて温室を作ってあげることです。
鳥さんの体の構造として、気嚢と呼ばれる空気を吸い込むためのポンプの様な袋が体の至る所に付いています。
そうした気嚢が、内臓を包むように配置されています。
そのため哺乳類と同じ様にヒーターにあたって表面を温めても、吸い込んだ空気が冷たいと体を内側から冷やしてしまいます。
温室を作って体を内側から温めることが重要になります。
ではどのような保温器具がいいのでしょうか?
オススメはヒヨコ電球と呼ばれるオレンジの円筒形のヒーターです。



ヒヨコ電球は60〜100wのモノを準備すると良いでしょう。40w以下のモノは出力が足りないので、エアコンなどの他の器具と合わせて使う必要があります。
こうしたヒーターは接触をすると火傷をするリスクがあるため、必ず外につけるようにしましょう。
またヒーターをつけただけだと、そのヒーターは部屋全体を温めるように熱が逃げてしまいます。
そのためヒーターが温める領域を区切ってあげると良いでしょう。タオルや毛布、ビニールカバーなどを上からかけてあげるといいと思います。
 
その際にヒーターと布が接触しないように注意しましょう。屋根をつけたりダンボールの衝立を立てると上手く隙間を作ることができます。
 
エアコンなどで温める方がお手軽ですが空気が乾燥したり、電気代が高くなってしまうかもしれません。
本格的な冬になる前に保温環境を見直してみてはいかがでしょう



https://heart-ac-kmt.com/useful-information/保温について/

https://heart-ac-kmt.com/useful-information/気温差に注意/  

【気温差に注意】

2024年10月30日

こんにちは、豊橋小松病院の曽我です。

最近の東三河地区の最低気温は12℃、同じ日の最高気温が26、その差が14℃。
小型哺乳類さんや鳥さんにはそろそろ保温を考えましょうというお話をしています。
この時期にエキゾチックペットさんたちの温度はどう考えればいいのでしょうか?

まず、先ほどあげた温度ですがもちろん外気温です。
部屋の温度が一定でも動物さんの体調は外気温に引っ張られる傾向があると感じています。

表現を変えると、温度管理をしっかりしているはずなのに外の気温が下がると体調を崩す子が増えます。これは持病や治療中の病気がある子により強く影響を出します。

部屋の温度自体も均一ではないためドアの開閉や廊下/窓からの冷気など家の中でも温度の変化が起こりやすいのではないかと考えています。

人間はその日に合わせて洋服を変えるので細かい変化にも対応できますが、動物さんはそこまで細かく調整はできません。。。
1〜2ヶ月かけて変化するので近年のような気温の乱高下には対応し難いのはあるかもしれないですね。

具体的にはどのタイミングで保温をするかお話していきます。




①まずは鳥類やハムスターさんなどの小型哺乳類さんたちですが、外気温が20℃以下になるようなら要注意です。保温の準備をしましょう。

元気であれば少し様子を見ても良いですが、調子が悪い子は20℃を基準にして保温を考えましょう。

そうでない子も15℃を下回るようならば何らかの対策が必要だと思われます。

ハムスターさんでは低栄養の子が10℃の気温で致命的な冬眠状態に移行するという研究もあります。ムチムチに太っている子であれば良いのですが、体調不良がある子で気温の影響を受けやすいのはこうした冬眠の遺伝子も関わっているのですね。

こうした代謝の高い小さな動物は23〜28℃ぐらいを保っておき、調子に合わせて少しずつ冬に慣れさせていくのが良いかもしれません。




②ウサギさん

やや大きな哺乳類さんたちは温度変化に対しては比較的寛容です。

ですが暑いのも寒いのも苦手であることも多いです。

外気温が15℃以下になる場合注意しないと食欲不振の原因になることがあります。

できれば20~28℃ぐらいにキープしておくと良いのかもしれないですね。




③チンチラさん

この子達は元々住んでいるところが寒冷地帯なので暑い時期の方が苦手です

今の時期は逆に日中の高温に注意しましょう。

20℃前半周囲が快適だとされています。







それぞれの動物さんに関して大体の目安を書かせていただきましたが、あくまでもこれは目安です。

基本的には動物さんはお家の温度に慣れていくことが多く、ほとんどの場合はお家の人がTシャツで快適に過ごせる温度を基準にすると良いでしょう。

そのうえで体調に合わせて家の基準温度から上げる下げるを考えるのがベストだと思われます。




また甘やかしすぎても発情や自らの体温調整機能の低下を招く可能性もあるで、若干でもいいので四季で温度の変化をつけると良いかもしれません。




お家の子の温度に関して不安やどうしていいかわからなければ診察に来ていただいたり、ホームページの健康相談室からご相談いただければ個別にその子にあった環境をご提案いたします。

https://heart-ac-kmt.com/useful-information/気温差に注意/
  

鳥インフルエンザ警戒レベルの引き上げ

2024年10月16日

こんにちは、豊橋小松病院の曽我です。

今回は野鳥さんに関するお知らせです。
この度愛知県から鳥インフルエンザ警戒レベルの引き上げの通達が来ました。

インフルエンザは人での印象もあるかと思いますが、冬に乾燥している時に増えてきます。
これは鳥さんのインフルエンザも同じで冬季に増えます。これは渡り鳥の影響も受けており大陸から渡ってきた水鳥が病気を運んでくると言われています。

そのため毎年10月頃から鳥インフルエンザの警戒情報が出てきます。
これが出たらどうなるのでしょうか




まず、動物病院での野鳥さんの受け入れがストップします。
可哀想ではあるのですが、この時期の野鳥は鳥インフルエンザを持っているリスクがあります。

蔓延防止の観点から野鳥さんの治療ができなくなります。





お家での注意点も挙げておきます。
基本的にはお家の子と野鳥さんの接点を作らないことが大切になります。
日光浴などで外に出すことやフライングスーツなどを着て外に遊びに行く場合は、冬の間気をつけるべきでしょう。
そもそもとして気温が下がることや日光浴の効果が下がることもあり、冬季は外には出さない方が良いでしょう。

また、野鳥さんが家の近くに巣を作っている場合などにも注意が必要です。





鶏さんやアヒルさんがお家にいる方はインフルエンザの発生状況に注意もしておきましょう。東三河地区で鳥インフルエンザが発生した場合には移動制限がかかる場合があります。
こうした法律の不明点などは家畜保健衛生所さんや当院にお問い合わせいただければお答えすることができますので困った時には聞いてみましょう。

鳥インフルエンザは人にも影響のある疾病です。
人の生活を守るためにこうした地道な防疫が大切になってきます。

皆様のご協力もいただけると幸いです。

https://heart-ac-kmt.com/useful-information/鳥インフルエンザ警戒レベル/  

【リアル防災訓練本日から予約スタート❗️】

2024年10月10日

もし、動物病院で震災にあったらどう避難するのか
私たちと一緒に避難訓練に参加してみませんか?

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日時:11月3日(日)
   13:30〜14:30
場所:ハート動物クリニック犬猫医療センター
募集:先着10組様限定
(1組につきワンちゃん1頭のみ同伴可能)
参加費:無料
持ち物:ワンちゃんを同伴される方は「首輪orハーネス」「伸びないリード」もしくはキャリー
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ワンちゃん以外の飼い主様やペットが同伴できない飼い主様も是非ご参加お待ちしております

『内容』
*防災ミニ講座
 講師:総務部 森真弓
*訓練本番
*アンケート記入

悪天候中止⚠️

当院のHPやSNS用に訓練の様子などを写真または動画で撮影させていただきます。
ご了承の程よろしくお願いいたします‍♀️
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お申込お待ちしております
(cellphone)お電話、または犬猫医療センター受付窓口まで
0532-52-8913

https://heart-ac.com/リアル防災訓練予約スタート/

#リアル防災訓練#避難訓練#動物病院#ハート動物クリニック犬猫医療センター#ハート動物クリニック#ペット防災


  

秋は体調変化に注意!

2024年09月25日

こんにちは

ハート動物クリニックの曽我です。
未だ残暑は厳しいですが、9月になって少し涼しい夜が増えてきていて人間としては過ごしやすくなってきましたね。

そんな秋に関しての注意報です。
現在豊橋小松病院で診させていただいている小型の動物さんたちはこの季節になると調子を崩しやすくなる可能性があります。どういう理由があるのでしょうか?

1、気温差
鳥さんやハムスターさんなどの小型の動物さんたちは、体の大きな人間やわんちゃんより気温差の影響を受けやすいとされています。
人間にとっては自分で調節できる温度差でも小さな子たちには負担になる可能性があります。
気温差だけで調子を崩すわけではありませんが、元々持っていた病気の発症の原因を作ることもあり、この時期の疾病は重症化することもありえます。実際に病院としても入院になる動物さんの数が多くなる傾向があります。

2、夏バテ
涼しくなってきたとはいえ、まだ日中は30℃を超えます。チンチラさんなどの暑さが苦手な子はもちろん、ウサギさんやハムスターさんもまだ暑熱ストレスがかかりやすい気候ではあります。
また7月8月と暑い時期が長く続いた後なので体力を消耗していることもあるのでしょう。
1つ目と重なりますが温度管理には注意しましょう

3、発情
鳥さんを中心に秋は発情のシーズンになります。
これは穀物を中心とした実りの時期だからでもあるいのですが、発情関連疾患が増える可能性があります。
秋の発情期は終盤の初冬にかけてリスクが増えていきます。初冬の卵詰まり防止のためには今のうちから対策を考えておく必要があります。

4、換毛
卵を産まない動物でも冬に向けての換毛が始まる時期でもあります。
抜け毛の多くなる種類では毛球症などのトラブルが出やすくなる時期になってきます。

5、台風
秋は台風シーズンです。
この時期の台風はここ東海エリアへも影響が出やすい進路を取ることがあります。
台風の接近に伴う急激な気圧変化は鳥類を中心に小型動物では影響が出る可能性が示唆されています。
人間でも低気圧不調という病気が認知されてきていると思いますが、鳥類でも食欲低下や元気の消失、胃炎症状の悪化など様々な症状との関連が疑われています。
直接気圧をコントロールできないのでこればっかりは仕方のないものになりますが、その他の負担をかけないように環境面に注意しましょう。

またオカメさんなどでは大雨や雷の音でパニックを起こす子もいるのでその点にも注意が必要ですね。




さて今回ここに挙げた5つは原因の一部です。
これから季節が移る時期に差し掛かってきて、体調を崩しやすくなりますので少しでもおかしいと思った場合は早めに病院へご相談ください!

https://heart-ac-kmt.com/useful-information/秋は体調変化に注意!/   

【鳥さんは長生き】

2024年09月25日

こんにちは、
ハート動物クリニック豊橋小松病院の曽我です

今回は鳥さんの寿命のお話です
最近のペットたちはどの種類でも寿命が長くなってきています
自分が獣医になった頃に「寿命」とされていた年齢を最近の子たちはいとも簡単に超えてきます✨
その中でも鳥さんは長生きしてくれることが多く、同じ体のサイズの哺乳類と比べると2倍〜3倍長生きする子もいます
当院ではセキセイインコさんの最高齢は16歳、オカメインコさんの最高齢は28歳です
まだまだ頑張って長生きしてほしいですね!

さて、なぜ鳥さんはこんなにも長生きできるのでしょうか?

続きはこちらから↓


https://heart-ac-kmt.com/useful-information/鳥さんは長生き!/  

ペットの防災〜おうちの安全を考える〜

2024年09月06日

災害はいつ起こるかわかりません❗️
もしかしたら、あなたがおうちにいないときに起こるかも…

そんな時、留守番中のペットは大丈夫ですか?
ケージが倒れたり、いつも寝ている場所に物が落ちてきたりしませんか?
浸水や土砂崩れの恐れがある部屋に、閉じ込められてしまう危険はありませんか?

大切なのは、あなたとペットが無事に再会できること✨

たとえあなたが不在でも、ペットが安全でいられるように
おうちの中を見直してみましょう

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安全な家にするために
✅家の耐震をチェック
 →WEB「誰でもできるわが家の耐震チェック」(日本建築防災協会)で簡易診断ができます
✅地域のハザードマップを確認する!
 →災害の種類や危険度に応じて対策を立てましょう
✅普段、ペットがいる場所は安全ですか?
 →ケージやキャットタワーなどの場所を見直し、定期点検をしましょう
✅落ちてくるもの、倒れてくるものを無くそう!
 →家具や雑貨の固定、設備やインテリアの安全確認をしましょう

https://heart-ac.com/useful-information/ペットの防災〜おうちの安全を考える〜/








  

【鳥さんの睡眠】

2024年08月07日


今回は鳥類の睡眠のお話です。
睡眠はどんな動物でもするものです。しかし動物によって睡眠の取り方に特徴があります。

おうちの鳥さんが日中ウトウトしていて睡眠不足が心配、という相談を受けます。実際のところどうなのでしょうか?

鳥類は浅眠動物に分類されるとされています。かなり短く浅い眠りを積みかせねて睡眠時間を稼いでいると言われています。
その最たる例がペンギンで4秒ずつ眠ることで抱卵期にも24時間立ったまま卵を温めているとされています。

このような特徴を持つ鳥さんは
明るくても、多少うるさくても寝たい時に睡眠時間を稼ぐことができ寝不足は起こしにくいとされています。

野生のセキセイさんやオカメさん、コザクラさんなどの暑く乾燥地帯に住んでいる鳥さんたちは、明け方と夕方などの涼しい時間帯のみに活動しており日中は木陰でウトウトしている生活を送っています。
現代の人間との生活では日中は人がいないため、暇なので睡眠時間に充てている鳥さんが多くなっています。夜に人間が帰ってきてから遊べるように調整してくれているということです。

なので日中に見ると寝ている鳥さんが多いのはこれが習慣になっている可能性があります。
ただし、体調が悪い可能性もあるので体重など他のチェックもしていきましょう。

https://heart-ac-kmt.com/useful-information/鳥さんの睡眠/
#ハート動物クリニック豊橋小松病院 #鳥さん #睡眠
  

鳥さんの熱中症

2024年07月24日

夏本番で暑い日が続いていますが、今回は鳥さんの熱中症に関してお話しします。

自分の担当する範囲の動物さんではウサギさんやチンチラさんなどどちらかというと暑さが苦手な動物さんが多く、熱中症対策を万全に整えておられる場合が多いです。

室内飼育が多く、外に出ることも少ないことから熱中症で運ばれてくる子は多くはない印象です。




ところが、意外と多いのが鳥さんの熱中症です。
鳥さんはどの程度の温度なら大丈夫なのでしょうか?




現在当院では保温含めて鳥さんの「温度のMAXは34℃」とお話しさせていただいています。

鳥さんは暑い環境には強いことが多いですが34℃を超える場合は熱中症のリスクが上がると言われています。

その子の体調や湿度、直射日光、フクロウなどの特殊な鳥種ではその温度も変わってきます。

32〜33℃になった段階で対策を講じていきましょう。




ここ最近この温度を超えることもあるので、お家の中でも熱中症対策が必要になってきていますね。

脇を広げてハァハァしていたら暑いかもしれません。

対策としては一番簡単なのがエアコンの部屋で管理する方法です。

贅沢ですがエアコンの温度を人に合わせてしまい、寒がるようなら個別に保温してしまうのが一番確実です。
扇風機などを使用する場合は放鳥時に巻き込まれるような事故がないように気をつけましょう。

また鳥さんは脇の下や嘴、足などの羽のない部分から放熱するので、その部分に弱風をスイングなどで当ててあげましょう。

これからまた暑くなってきますので、人も鳥さんも注意をして夏を乗り越えていきましょう。

https://heart-ac-kmt.com/useful-information/鳥さんの熱中症/


  

鳥さんの爪に関して

2024年07月24日

今回は鳥さんの爪の話です。
鳥さんと生活していると爪が伸びてしまって困ることがあると思います。
伸びてくると引っかかって怪我をしたり、挟んで身動きが取れない状態になってしまう可能性があり  ます。
爪が長くて困った時は、動物病院で切ることができますのでご相談ください。
また爪切り方法の動画配信をしていますので、お家での爪切りの参考にしてください。
このような爪切り方法に関する情報はたくさんあります。
なので、今回はどうしたら爪切りの頻度を減らせるかを中心にお話をしようと思います。
 
爪が伸びる原因ですが、うまく使えていないことが原因と思われます。
まずはこの写真のオカメさんを見てください。
 


足は指の長さが異なっており内側が短く、外側が長くなっています。
市販されているカゴに付属した止まり木だと、同じ太さになってしまっているため同じ指ばかり使ってしまいます。
これが爪が伸びやすくなる原因になります。
止まり木が細く全部の爪が浮くようだと全ての爪が伸びやすくなってしまいます。
 
ではどうしたら良いでしょうか?
一つはお家の中の止まり木の太さを変えてみましょう。
太いものや自然木などが良いですね。


うちの子はかじり木コーンの太いものを好んで止まっています。
もう一つは平らなステージも有効です。平面だと全ての指に体重がかかるのでうまく爪の伸びを予防してくれます。



実は写真の子は1年近く爪を切ってません。
お家のレイアウトを工夫するだけでこうしたメリットがあります。
 
鳥さんに長く携わっている自分でも飼い主様のケージレイアウトには新たな発見や驚かされることも多く、今でも勉強させて頂いております。
様々なお家を見ることで鳥さんたちの生活の質が上がることがあります。
いつか皆様のケージレイアウト選手権を開催してみたいですね。
 
今回のお話は以上です。少しでも鳥さんの生活の参考になれば幸いです。


https://heart-ac-kmt.com/useful-information/鳥さんの爪に関して/

  

【動物と花火】

2024年07月20日

花火大会は多くの人々にとって楽しみなイベントですが、犬にとっては非常にストレスフルな時間となることが多いです。

犬を飼っている皆様に花火大会の際に注意していただきたいポイントを以下にまとめました。

まず、犬が花火の音に驚いて逃げ出してしまわないように、家の中に入れておくことを強くお勧めします。特に外で飼っている犬の場合は、音に驚いて逃走するリスクが高まりますので、必ず屋内に避難させてください。

また、窓やドアはしっかりと閉め、可能であればカーテンも閉めることで、音や光を遮断し、犬のストレスを軽減することができます。


次に、犬が安心できる環境を整えてあげることが重要です。

お気に入りのベッドや毛布、おもちゃを置いておくと良いでしょう。また、飼い主が近くにいることで安心感が増しますので、できる限り一緒に過ごすようにしてください。




一部の犬は、特に敏感でストレスを感じやすい場合があります。このような場合、動物病院で相談し、必要に応じて獣医師から処方を受けることも検討してください。




また、事前に犬の迷子対策をしておくことも重要です。首輪には必ず飼い主の連絡先が記載された名札をつけ、マイクロチップの情報も最新のものに更新しておきましょう。

最後に、花火大会の後も犬の様子を観察し、異常が見られた場合は速やかに動物病院に連絡してください。

ストレスによる体調不良が後から現れることもあります。




犬が安全で安心して過ごせるよう、飼い主として最大限の配慮をお願いいたします。

花火大会を楽しむためにも、愛犬の健康と安全を第一に考えましょう。







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1)屋内に避難:

音に驚いて逃げ出さないよう、家の中に入れてください。窓やドアを閉めて音と光を遮断しましょう。

2) 安心できる環境:

お気に入りのベッドやおもちゃを用意し、静かな音楽を流してリラックスさせてください。飼い主が近くにいると安心します。

3)迷子対策:

首輪に連絡先をつけ、マイクロチップの情報を最新にしておきましょう。

4)異常があれば動物病院へ:

花火大会後も犬の様子を観察し、異常があればすぐに動物病院に連絡してください。

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https://heart-ac.com/useful-information/動物と花火大会/   

鳥さんとの関係を作るトレーニング

2024年06月26日

こんにちは、ハート動物クリニックの曽我です。

今回はトレーニングのお話です。

鳥さんはとても芸達者な動物です。きちんと伝えることができれば、鳥さんは答えてくれます。

先日愛知、三重、岐阜、静岡のエキゾチックペットや鳥の先生が集まって勉強会をしたのですが、その中である獣医師がCATというトレーニング方法を用いて怖がりが改善したという内容を紹介してくださいました。その内容がとても参考になったのでこちらでもご紹介させていただきます。

CATトレーニングとは「コンストラクショナル・アグレッション・トリートメント」を意味しており日本語にすると「攻撃に対して現在持っているスキルやレパートリーを使い目的の行動を築いていくこと」と解釈します。

この方法は怖がりな鳥さんに心を開いてもらう第1歩だと思っていただければ良いと思います。

人に慣れていて自分から近づいてくれる子ではなく、人や手が近づくとパニックになってしまう子にどうやったら信頼してもらえるかをわかりやすく説明してくれる方法です。

鳥さんが近づく人や手が怖いと感じる時、自分のアクションでその物体が離れていくと「撃退をした」という成功体験や喜びを感じます。これを繰り返していくことで鳥さんにとって楽な少しでも行動で撃退をするように変化していきます。

例えば最初はパニックを起こしてバタバタ全身を使って逃げていきますが、そのうち「口を開けるだけ」「チラッと見るだけ」でも人が逃げていくとそっちの行動を重視していきます。

そうすると近づける時間が増え、人間や手が何もしてこないと学ぶ余裕が出てきます。

これで近づけるようになったので、しっかりとしたトレーニングを開始していくという寸法です。今回は簡単に方法を書いていますが、バードトレーナーさんたちは細かいコツなどを知っています。

こうした内容に関して8/18に保護団体のTUBASAさんとトレーニングの発案者の方がセミナーを開催されます。

すでに満席になってしまっていますが、後日配信の視聴可能とのことです、もし困っていることやご興味があれば是非覗いてみてはいかがでしょうか?
https://heart-ac-kmt.com/useful-information/鳥さんとの関係を作るトレーニング/