小鳥とお盆

2021年08月04日

夏も本番になってきて暑い日が続いていますね。
皆様熱中症にお気をつけください。

さて今回のブログですが、家庭内事故のPART.3です。
今回は「小鳥とお盆」というテーマです。


一般に日本で飼育されている鳥さんは暑さに強く、
人が夏バテをおこすこんな時期もむしろ快適に過ごしていることも多いです。
(もちろんフクロウさんや暑さが苦手な鳥さんもいます)

そんな鳥さんでも33℃を超えると熱中症になる恐れがあります。
また、なってしまうと体の構造上の問題から体温を下げることが難しく、わんちゃん・ねこちゃんより重篤な状態に陥ることもあります。

温度管理で大事なことは人が快適であることです。
その子の状態もありますが、家庭によって普段の温度帯というものが存在します。
鳥さんはある程度その生活環境に合わせて体温調節を行っているので、あまりそこから温度帯を変え過ぎないことが重要です。
目安としては23~28℃程と考えていただければ良いと思います。



また、お盆に起こるトラブルとして注意が必要なのがお線香です。
お線香は鳥さんと相性が悪く
1、煙による塵肺症
2、匂いによる毛引き
3、火傷や誤食
4、いたずらによる火事
など様々な問題が起こります。

1、塵肺症
オカメインコさんを筆頭に鳥さんでは呼吸器疾患はよくある病気ですし、重篤になりやすい病気でもあります。
特に煙や熱による化学物質の揮発は、時に致命的な呼吸器疾患を起こすことがあります。
できるだけお線香を上げる際は鳥さんを避難させていただくことをお勧めします。

2、毛引き
インコさんは羽のお手入れに対し結構敏感です。
匂いや煤が付くことで毛引きのきっかけになることがあります。
またお盆時期は親戚の方々や来客も多くなったり、帰省に伴う環境変化がストレス性の毛引きを起こすことがあり注意が必要です。

3、火傷や誤食
鳥さんはキラキラ光るものに興味をもったり、逆に怖がったりします。
間違えて火のついたお線香をパクリ…
といったことをする子もいます。
また、灰をつついたりする子もいますので放鳥時には、きちんと見張ってあげる必要があります。

4、火事
海外での事例ですが、火のついたお線香を巣材として持ち帰ろうとしたインコちゃんがいます。
その子は飼い主に怒られ火事は未然に防がれたそうですが、
お線香の形は鳥さんにとって魅力的な巣材、おもちゃであることを認識しておかなければなりません。


当院では、一部通常とは異なりますがお盆中の診察も行っております。
こうしたトラブルを発見した際は、早めにご連絡をいただけると幸いです。

獣医師 曽我



  

Posted by nyankosensei at 17:05Comments(0)鳥さんのこと