梅雨時の虹

2016年06月29日

こんにちは。
獣医師の原田です。

6月も下旬になり、本格的な梅雨がやってきました。

この時期からは皮膚病や外耳炎、急性胃腸炎などの病気の発生が多くなります。

定期的なシャンプーや耳掃除などの日々のケアが大事になりますし、いつも以上にそれらの回数も増やして予防してください。

また、フードを食べないからといって食べるまで放置していると腐敗・変敗します。それを食べてしまうと吐き気や下痢をおこすことがありますので注意をしてください。

一方でこの時期は晴れた日には気温も上昇し、湿度も高いため熱が放散されにくく、熱中症の危険もありますので十分注意をしてください。

雨上がりの晴れた日に条件が良ければ見れるのがそう、虹(Rainbow)です!



これは亡き祖父が撮影したとある谷に架かる虹です。

なかなか見れない虹ですが、我が家ではその『ニジ色』のものを繁殖させています。。。

そのニジイロは羽化する前はこのような菌糸ビンと呼ばれるものに入って幼虫期を過ごし、蛹室を作ってさなぎになります。



そして羽化すると・・・


 
残念ながら7色ではないのですが、 『ニジイロクワガタ』 といいます。



ニジイロクワガタの基本色は赤と緑のなのですが、我が家で繁殖させているのは緑色が強い『グリーン血統』です。



今回は既に羽化していた3頭を出しました。羽化不全になることもなくとても綺麗な個体でした。



成虫はうまく飼うと比較的長く生き、この親虫のメスは産卵後に死んでしまいましたが、オスはもうすぐ2年になります。

今回の羽化した一番大きなオスと既に羽化している一番大きなメスを交配し、8月くらいに産卵させて次世代を作る予定です。

沢山羽化したときは近所の子供たちに配ると喜んでくれるので助かっています。


獣医師  原田 高志